全日本大会 参加者インタビュー

―参加されたきっかけは何でしたか。
第9回の全日本大会に出場していたSGHの先輩から勧められたため。また、将来の夢は国連職員になることなので、以前より強い関心をもっていました。全日本大会に出場することを通して、自分と同じような目標を持っていたり、多方面で活躍する多くの仲間と出会うことができるのではないかと考え、出場を決意しました。

―大会に向けた準備について教えてください。
議題に関する多くの文献・論文を読み、情報収取・整理することから始めました。情報収取するに当たって気を付けたことは、偏った情報源にならないことです。日本語のサイトや文献だけを参考にするのではなく、その議題で想定される対立軸を基に、多方面からの情報を把握できるように努めました。 準備にはおよそ2か月ほどかけました。

―参加して良かったと思いますか。
大変良かったと思います。自らの交渉力やスピーチ力を実践・向上させる良い機会になったということはもちろんですが、私は模擬国連活動をする中でも、全日本大会に出場する最大の意義は、「出会い」にあると考えています。 私の場合、住んでいるのが北海道ということで、なかなか自分と同じような活動をしていたり、目標を持っている人と関わる機会がありません。ですが、全日本大会では、自分と同じ目標をもっていたり、多方面で優秀な実績を持っているハイレベルな仲間と出会うことができます。彼らとの出会いは、自分にとって大きな刺激になることは間違いありません。そして大会が終わった後にも、大きな繋がりとして残り続けます。全日での「出会い」は私の人生を変えたとも言えるくらいです。

―これから参加する高校生にメッセージをお願いします。
全日本大会には、通常の模擬国連活動以上に得られるものがあります。 無論、日本全国から高いレベルの高校生が集まりますから、圧倒される場面も少なくはないと思います。ですが、あなたも同じく選ばれた日本を代表する高校生です。自分に自信をもって、有意義な大会を迎えてください。そしてなにより、「出会い」を大切にしてください。日常では出会えない仲間が、あなたを待っています。

尾先由崇さん
第10回大会参加
札幌日本大学高等学校(北海道)出身