全日本大会 参加者インタビュー

―参加されたきっかけは何でしたか。
私がこの大会に参加しようと思ったきっかけは、国際関係のイベントで知り合った先輩から模擬国連というものがあると聞いたことです。それまでは模擬国連の存在さえ知りませんでしたが、グローバル・クラスルームのホームページを見てみて、高校生が一国の大使になれるという点に惹かれて「模擬国連をしてみたい。全日本大会に参加したい!」と思いました。

―大会に向けた準備について教えてください。
選考結果発表までの間は議題についての理解を深めました。担当国が発表された日から大会当日までの約1ヶ月の間は毎日学校でリサーチを行いました。リサーチは基本的に、グローバル・クラスルームから配布されるマニュアルを参考に進めました。
政府や国連のような、できる限り信憑性のあるサイトから資料を探しました。欲しい情報が日本語で見つけられない場合は英語でも資料を探しました。また、自分の担当国への留学経験がある先生からその国のお話を伺って、自国の政策立案の参考にしました。

―参加して良かったと思いますか。
私は全日本大会に参加してよかったと思っています。この大会から得た何よりも大きなものは、二日間の会議を一緒に経験した仲間です。国連や国際問題に関心のある全国の高校生に出会って、私は大きな刺激を受けました。模擬国連以外の活動をしている参加者も多く、そういった人と話をすることによってより広い視点でものを見ることができるようになったと感じています。
また、様々な力を身につけることができるという点において模擬国連は魅力的です。大会への準備として担当国について調べ、担当国の抱える問題を解決する方策を考え、大会で様々な国の大使と話し合うことでリサーチ力、課題解決能力、交渉力などが身につきます。これだけ多くの力を一度に養えるのは模擬国連ならではだと思います。

―参加にあたり、苦労されたことはありますか。
大会参加に当たって苦労したことは、模擬国連の会議に初参加である上に、周囲に経験者が一人もいなかったことです。会議がどのように進むのか想像がつかなかったため、学校の先生にご協力いただき、大学模擬国連の世界大会に参加する学生を指導されている先生に学校にお越しいただきました。
このように、模擬国連に深く関わっておられる方から直接お話を伺ったことによって刺激を受けると同時に、模擬国連がどのようなものであるかイメージすることができるようになりました。

―これから参加する高校生にメッセージをお願いします。
模擬国連と聞くと、「何をするのかよく分からない、難しそう」と思うかもしれませんが、その面白さは一度参加してみれば分かります。少しでも興味を持った人は、全日本大会に挑戦してみてください。学校内では出会えないような、沢山の仲間との出会いがあなたを待っています!

T.Y.さん
第9回大会参加
清教学園高等学校(大阪府)出身