実施報告 第2回高校模擬国連国際大会への日本代表団派遣支援事業

毎年ニューヨークで開催されるグローバル・クラスルームの模擬国連国際大会への日本代表団事業は、無事2回目を終えることができました。今年の大会では、米国やドイツ、中国、インドなど十数カ国から約2300人の高校生が参加しました。
 本委員会は、昨年11月に全日本大会を開催し、全国24の高校より7校14名の高校生を選出し派遣しました。今回の代表団は、アフリカのマダガスカル大使として国連総会(GA)、国連社会経済理事会(ECOSOC)、国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)、アフリカ経済委員会(ECA)の会議など7つの会合に出席しました。
 参加した高校生達は、日本と米国との会議手続きの違いに悩まされながらも、それぞれが常に前向きに会議に精一杯取り組みました。その成果として、埼玉県立浦和第一女子高校と頌栄女子学院高校の2校が、優れた文書を提出したチームに送られる、ベストポジションペーパー賞を受賞することができました。日本代表団としては昨年に引き続いての受賞です。
 これらの高校生及び引率者の往復航空賃は、グローバル・クラスルームのグローバル・スポンサーであるメリルリンチの助成金により賄われました。スポンサーであるメリルリンチをはじめ、国連日本政府代表の皆様、ご協力いただいたすべての人に心より御礼申し上げます。

■代表団構成

1)高校生(14名:次の7校より各2名)
大阪星光学院高等学校
京都産業大学付属高等学校
埼玉県立浦和第一女子高等学校
渋谷教育学園渋谷中学高等学校
頌栄女子学院高等学校
聖心女子学院高等科
桐蔭学園中等教育学校

2)引率者(7名)
・同7校より教諭各1名の計7名
・グローバル・クラスルーム日本委員会より3名

■派遣日程

4月19日(土) インフォメーション・セッション
マダガスカル大使館訪問
5月13日(火) NY到着
5月14日(水) NYの高校訪問
        国連日本政府代表部訪問
        歓迎夕食会
5月15日(木) 模擬国連会議(開会式)
5月16日(金) 模擬国連会議(一日目)
5月17日(土) 模擬国連会議(二日目及び閉会式)
5月19日(月) 帰国
6月28日(土) 報告会

■参加会議一覧

渋谷教育学園渋谷高等学校
GA Blue 
“Women and Employment, Landmines”

聖心女子学院高等科
GA White 
“Multinational Terrorist Groups, Energy for Sustainable Development”

埼玉県立浦和第一女子高等学校
GA Regional: Africa 
“Global Warming”

大阪星光学院高等学校
IAEA 
“Protection of Nuclear Materials, Evaluating Iran’s Compliance”

京都産業大学付属高等学校
WHO 
“Malaria, Tuberculosis and Infectious Diseases, Maternal Health”

頌栄女子学院高等学校
ECA (Economic Commission for Africa) 
“Role of Diamonds in Fueling Conflict, Digital Divide: Providing Tech. to Developing Countries”

桐蔭学園中等教育学校
ECOSOC 
“Partnerships to Address the World Drug Problem, Rights of Indigenous People”