WHY 模擬国連?

グローバル・クラスルーム日本委員会の目指すもの

- 他者との協働を通して,社会問題の解決に主体的に貢献する人材の育成 ―

現代社会は,ローカル・ナショナル・グローバルの様々なレベルで数多くの深刻な問題に直面しています。これらの問題はしばしば価値観の対立に起因し,その解決には他者と真摯に向き合うこと,そして問題の正確な把捉に基づいた高度な策を要します。しかし,現状の学校教育では,社会問題を解決する意欲・能力や,価値観が異なる他者と正面から議論するのに必要な力が十分に養われないというのが私たちの問題意識です。私たちの事業は,模擬国連という課外活動を通して,高校生がこれらの力の重要性を認識し,身に付ける契機を提供しています。それによって,将来の国際社会におけるリーダーを輩出することを目標としています。

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全日本大会 参加者・引率教員の声
全日本大会 参加者インタビュー
派遣支援事業 参加者の声
派遣支援事業 OB・OGインタビュー
広報資料集

模擬国連会議への参加にあたって求められる能力は多岐に渡ります。参加者にはそれぞれ得手不得手があり,大勢を惹きつけるスピーチが出来る人,高度な英語を駆使して文書を書くことができる人,人の話を聞き出すのが上手い人など様々です。そのようにして各自の魅力を活かして活躍できることは,模擬国連の教育プログラムとしての大きな特徴です。

その中で,私たちが高校生に特に伸ばしてほしいと考える力は以下の2つです。

1.問題解決能力
模擬国連会議では,本物の国連と同様に,複数の国々が一つの問題の解決に向けて議論・交渉を行います。その一方で,各国大使にはその問題に関する自国益を達成するという責任があります。故に,模擬国連の参加者には,複雑な国際問題を構造的に理解すること,またそれに基づいて戦略的に政策を立案することが求められます。高校生はその中で,高度な思考力と国際的な視野を養います。世界のあるべき姿を考え,それを実現するために何が必要かを考え抜く経験をするのです。

高校生が模擬国連会議に参加し、地球規模の課題について学習・議論することは大変貴重な経験です。単なる英会話の練習以上のものです。真剣で知的な学習を通じて真のグローバルな相互理解の力を高めることができます。日本の学生がこのような新たな挑戦に挑むことを期待してやみません。


明石 康 公益財団法人京都国際会館理事長/元国連事務次長

明石康氏の第2回全日本高校模擬国連大会における基調講演 「国連とは何か-高校生に向けてのメッセージ」 の内容はこちら、第4回全日本高校模擬国連大会における基調講演「国連というチャレンジが若い世代に持つ意味は?」の内容はこちらよりご確認いただけます。

2.他者との協働
模擬国連会議において,国際問題を解決に近づけ,国益を達成するためには,他の大使たちとの合意を形成することが必要不可欠です。そのため,自国の政策を相手に効果的に伝え,他国の主張に耳を傾けて協力関係を構築した上で,解決に向けたイニシアティブを取ることが鍵となります。高校生はその過程で,表現力や傾聴力を身につけ,真摯に他者と向き合う態度を学ぶことになるのです。

― グローバル人材育成は,高校生から -

高校生の間は、進路選択に際し将来のビジョンを構想すべく、多様な経験を積み自己分析を行う重要な時期に当たります。自由時間が大幅に増える大学で何を専門に勉強するか、その先どのような分野で活躍したいかなどを熟考できる大切な時期だからこそ、模擬国連でのグローバルな思考体験を通じて、世界を知り、他者を知り、自己を発見してほしいと考えています。高校生ならではの柔軟な思考力と総合知で世界に向き合う経験を提供することにより、「グローバル人材」育成に大きく寄与することを目指しています。

さらに詳しくは、以下の資料を拡大またはダウンロードしてご確認ください